こんにちは、Smallギター・ウクレレ教室の市岡です。
レッスンをしていると、生徒さんから
「コードって全部でいくつあるんですか?」と聞かれることがあります。
確かに、C、G、Am…と覚えていくうちに、
「この先どれだけあるんだろう?」と気になる気持ち、よく分かります。
でも実は、この質問には はっきりした答えがありません。
理由を知ると、むしろ音楽の面白さが見えてきます。
🎼①コードの数は“数えられない”と言っていい
音楽は12音を使って作られています。
この12音の中から、
・どの音を
・何個
・どの順番で
・どの高さで
組み合わせるかでコードが生まれます。
数学的に言えば、組み合わせはほぼ無限 に近い数になります。
さらに、
・転回形
・テンション
・オクターブ違い
・省略形
・表記の違い(F♯とG♭など)
これらをどう扱うかで、「何を1つのコードと数えるか」が変わってしまいます。
だから、世界中の音楽家が共通で
「コードは全部で○個です」と言える日は来ません。
🎼②でも実際に“よく使うコード”はそんなに多くない
ここが大事なポイントです。
理論上は無限でも、ポピュラー音楽でよく使われるコードは限られています。
・メジャー
・マイナー
・セブンス
・sus4
・add9
・6、maj7、m7 など
これらの“基本形”を理解していれば、ほとんどの曲は弾けるようになります。
🎼③コードは「暗記」ではなく「理解」するもの
ここからが今日の本題です。
コードの数を全部覚える必要はありません。
むしろ大切なのは、コードがどうやって出来ているかを理解すること。
これを知ると、コードは「覚えるもの」から「作れるもの」に変わります。
例えば Cコードなら、
・ルート(1度)
・3度
・5度
という“構造”でできています。
この仕組みを理解すれば、
・Cmaj7
・Cadd9
・C6
・C7
・Cmaj9
なども、「名前を覚える」のではなく“組み立てられる”ようになります。
🎼④理屈を知ると、音楽が自由になる
コードの仕組みを理解すると、こんな変化が起きます。
・初めて見るコードでも怖くなくなる
・自分でアレンジができる
・曲の分析が楽しくなる
・作曲の幅が広がる
・「なんでこのコードが綺麗なのか」が分かる
そして何より、音楽が“暗記科目”ではなく“創造”に変わります。
これはギターを続ける上で、とても大きな喜びです。
🎼⑤レッスンでも、いつか“コードを作る側”へ
生徒さんが「コードって全部でいくつあるんですか?」と聞いてくれるのは、音楽に興味が深まってきた証拠です。
そしていつか、コードを“覚える側”から“作る側”へ進む日が来ます。
私自身も、生徒さんがその段階に進めるように、これからも丁寧に理屈を伝えていきたいと思っています。
✨まとめ
・コードの数は理論上“ほぼ無限”
・でも実際に使うコードは限られている
・大切なのは「数」ではなく「仕組み」
・理屈を知れば、自分でコードを組み立てられる
・音楽が暗記から創造へ変わる瞬間が来る
コードの世界は奥深く、知れば知るほど楽しくなります。
ぜひ一緒に、音の仕組みを探求していきましょう。