こんにちは、Smallギター・ウクレレ教室の市岡です。
今日はレッスンでもよく話題になる 「暗譜」 について、私自身の経験も交えながら書いてみたいと思います。
🎼暗譜は「できる・できない」で優劣が決まるものではない
音楽をやっていると、
「暗譜できる人はすごい」
「暗譜できないのはまだまだ」
そんな空気を感じることがあります。
でも私は、暗譜は“義務”でも“才能”でもなく、ただの選択肢のひとつだと思っています。
暗譜が得意な人もいれば、暗譜が苦手な人もいる。
それは能力の差ではなく、脳のタイプや性格の違いなんですよね。
💬実は私自身、暗譜は得意ではありません
正直に言うと、私は暗譜が得意なタイプではありません。
演奏中に暗譜が飛んだこともありますし、楽譜を前に置いて弾いたほうが安心して集中できた経験もたくさんあります。
暗譜が飛ぶと、
「あれ?次どこだっけ…」
と一気に頭が真っ白になることがあります。
でもこれは、暗譜が苦手な人にとっては“普通の反応”なんです。
だから、暗譜が苦手な生徒さんを見ると、「その気持ち、すごく分かるなぁ」と思います。
🧠暗譜は“全部覚える”必要はない
暗譜というと、
「曲のすべてを頭に入れなきゃいけない」
と思われがちですが、実際はそんなことありません。
私はよく、“見る場所”と“見ない場所”を決めて弾いています。
例えば…
・大きなポジション移動があるところ
・楽譜を見ていると間に合わないところ
・手元を確認したいところ
こういう部分は暗譜したほうが弾きやすい。
逆に、
・和音の流れを確認したい部分
・リズムが細かい部分
・曲の構造を見ながら弾きたい部分
こういうところは楽譜を見ていたほうが安定します。
つまり、暗譜と楽譜を見ることは対立ではなく“併用するもの”なんです。
📝プロでも「視線の設計」をしている
実はプロの演奏家でも、
・ここは楽譜を見る
・ここは暗譜でいく
・ここは手元を見る
という“視線の設計”をしています。
全部暗譜する人もいれば、楽譜を置いて安心して弾く人もいます。
どちらも立派な演奏です。
✉️生徒さんへ:暗譜は“あなたのペース”でいい
もし暗譜が苦手な生徒さんがいたら、私はこう伝えたいです。
「暗譜は、できたら便利だけど、できなくても全然大丈夫」
「あなたが安心して弾ける方法が一番です」
楽譜を見て弾くのも立派な演奏ですし、必要な部分だけ暗譜するのも立派な演奏です。
暗譜できる=偉い
暗譜できない=ダメ
そんな価値観は、音楽には必要ありません。
✨まとめ
- 暗譜は義務ではない
- 暗譜できる=偉い、ではない
- 暗譜は“必要な部分だけ”で十分
- 楽譜を見るのも立派な演奏
- 視線の設計は演奏の技術のひとつ
- 自分が安心して弾ける方法が一番
暗譜に苦手意識がある方も、どうか自分を責めずに、自分に合ったスタイルで音楽を楽しんでほしいと思います。