楽器を弾く前に最も必要なのがチューニング(音合わせ)です、演奏・練習の始めには必ず音を合わせましょう!
いま最も使用されているチューナーのほとんどがクリップ式で弾いた音の振動を楽器伝いで感知する優れものです。クリップが挟められればどんな楽器でも使用できます。
また、スマホのアプリでもマイクから音を拾い出して合わせる事も可能です。宜しかったらこちらのページも見てみてください。
早速音を合わせていきたい所ですがその前にウクレレの各弦の音を確認しましょう。
ウクレレは手前④弦側から順に ソ(G)、ド(C)、ミ(E)、ラ(A)と決められています。
そして、チューナーのほとんどがアルファベットで表示されるので「ドレミファソラシ」のアルファベット表記を確認しておきましょう!
ソ= G 、ド= C、ミ= E、ラ= A と見るとアルファベット表記がランダムのように見えますが他の音も含めて全体を並べてみると A~Gまでの7つが順に並んでいます。ドが Aではなく Cなのが気になりますが。
合わせるチューニングパターンは他にもありますが、店頭で販売されているウクレレなど一般的なチューニングはHigh-G (ハイ・ジー)といって④弦のソ(G)は高い音に合わせます。※⇧画像参照
初めての方は⇧の High-G チューニングで大丈夫です。
他パターンの代表的なのはLow-G (ロウ・ジー)といって、専用の④弦を張った上でソ(G)を低い音に合わせるチューニングがあります。
弾ける音域が少し広がり、伴奏などは少しだけ落ち着いた感じに変わります。
ソロ・ウクレレの楽譜ではLow-Gでしか弾けないものもあるので注意です。そういった場合は本などはよく読むとLow-Gで弾いて下さい記してあります。
今回はLow-G (ロウ・ジー)という言葉だけ覚えておいて下さい。
それではチューニングをしていきましょう!
ここでは冒頭でも示したクリップ式チューナーを使用します。まずはウクレレのヘッドにチューナーを挟み電源をつけましょう。
そして、音を合わせたい弦、例えば④弦を合わせたい時は④弦のみを鳴らしてチューナーに表示されたアルファベットをソ(G)になるように④弦を巻き付けているペグをまわして音を合わせていきます。
この時に弦を複数鳴らすとチューナーは上手く反応出来ません、1本ずつの音合わせです。
また、ペグを回す時はほんの少しだけ回しながら合わせていってください。ウクレレをはじめ弦楽器の弦は自然に緩むことはあっても締まることはありません。チューニングの基本は弦を締めていくのですが、ウクレレは少し回すだけでも音が大きく変わってしまいます。まわし過ぎてしまうと弦が切れてしまうので気をつけてください。
合わせられたら同じ様に③弦ド(C)、②弦ミ(E)、①弦ラ(A)になるようにそれぞれ合わせていきます。
一通り音を合わせることが出来たらもう一度④弦から音を確認しておきましょう。
新しいウクレレ、新しい弦はしばらく音程が安定せず緩むので何度もチューニングして下さい、次第に安定してきます。