アイネ・クライネ・ナハトムジーク
この曲は言わずもがな誰もが知っていると言っても過言ではないモーツァルトによる作曲でその中の第3楽章を今日はギター合奏で練習をしていました。
(オリジナルはヴァイオリンなどの弦楽合奏、または弦楽五重奏であるがギター合奏でも弾けるよう音域の違うギターを揃え編曲されたものである)
その最中、特にトリオの美しいメロディとハーモニーに思わず心を囚われてしまいその豊かさがいつの時代の人にも響くというのはとても凄いことですね。
モーツァルトがこの曲を完成させたのが1787年と言われているので約240年もの前のこと。
この当時の人々の暮らしがどのようなものだったのか分からないけれど、少なくともいまよりも不便なことが多かったのは確かでしょう。
この頃のピアノはまだ生まれて間もない最新の画期的な楽器でした、しかし現在のピアノに至るまでにはまだまだ発展途中でもありました。
そんな時代に書かれた曲が、いま物が溢れかえっている便利な現代においてもその魅力は失われずに生き続けているからこそ今日私は改めてこのように思ったのです。
当時、モーツァルトがこのアイネ・クライネ・ナハトムジークを完成させ、この曲を身近に聴いたこの時代の人たち(主に貴族)はいま現代よりも心はとても豊かだったのかもしれないですね。
ということで日頃からクラシック音楽ばかりを聴いているわけでもないですし、たまたま合奏でこの曲を久しぶりに演奏するという中で感じたことでした。