フォークギターとアコギの違い

フォークギターとアコギ、どちらも弾き語りに欠かせない楽器ですが、でも「何が違うの?」と聞かれると、意外と曖昧なままの人が多いのではないでしょうか。

 

まず「フォークギター」とは、1970年代のフォークソングブームとともに親しまれたスチール弦のアコースティックギターのこと。当時は学生の弾き語りスタイルが流行し、その象徴的存在が“フォークギター”でした。

 

一方で「アコギ」は“アコースティックギター”の略称で、電気を使わずに生音を鳴らすギター全般を指します。フォークギターだけでなくクラシックギターやエレアコもこのカテゴリーに含まれていますが、フォークギターは違いというより“呼び方の変化”なのです。

 

1980年代後半から1990年代にかけて、音楽ジャンルの多様化に伴い「アコギ」という呼び方が広まり、フォークソング以外でもアコースティックギターが使われるようになり、結果ジャンルに縛られない「アコギ」という言葉が主流になったというわけです。

 

つまり、フォークギターは“アコギのひとつ”であり、時代背景や使われ方の違いによる呼称の変化。音楽を学ぶ上で、こうした言葉の歴史を知ることも大切ですね!

 

 

因みにアコギが誕生したのは1800年代半ばにまで遡り、当時スチール弦に耐えうるギターはまだ存在していなかったのですが、ドイツ出身のC.F.マーチン氏がXブレイジング構造という耐久性を上げたギターを製作したことによりスチール弦のギターがアメリカで生まれました。

このギターが日本にも流れ、飛躍的に広まったのは戦後の1950年頃から。そして、フォークソングブームへと繋がっていき、フォークギターとして普及していくことになりました。

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