
ギター・ウクレレの練習において最も見落としがちなポイントの一つ、それが自分の“フォーム”です。
音にばかり意識が向いてしまい、指や手首、体の使い方が実は不自然だった…そんなことはよくあります。そこで活躍するのが「鏡」です。鏡はあなたのもう一人の講師。演奏中の自分を客観的に見せてくれる、心強い練習の味方です。
特にクラシックギターのように繊細なフォームが求められるジャンルでは、鏡を使うことで指の角度や手首の使い方、体全体のバランスをチェックできます。
クラシックギターのみならずアコギやウクレレにおいてもセーハやバレーコードの際に指が寝すぎていないか?右手の親指は力みすぎていないか?など。それらは鏡越しの視点だからこそ気づけるもの。
その為に昔、出来るだけ大きな姿鏡がないかと中古で探した事があり、たまたま何件か回った場所に、正に探し求めた大きさ(およそ高さ170cm×幅60cm)の姿鏡が置いてあって、とても安い金額で購入した記憶があります。
鏡の前で演奏すると、自分のクセが浮き彫りになります。肩が無意識に上がっていたり、ネックが必要以上に傾いていたり…小さな改善が演奏を大きく変えます。また、ステージや発表会での「見せ方」の練習としても鏡は優秀。演奏者としての印象を磨くことができます。
鏡に映る姿は、ただの映像ではありません。そこには音楽に向き合う自分自身がいます。今となって私自身あまり使うことはないだろうと思っていましたが改めてフォームを見直す為に思い出して使いました。
ぜひ、鏡を通して“音を奏でる自分”と向き合ってみてください。きっと新たな気づきが、演奏をより豊かなものにしてくれるはずです。