
クラシックギターをはじめ、アコギやエレキ、ウクレレでも夏になると弾く時に欠かせないものがアームカバー。
アームカバーは、演奏者の腕に直接装着する布製のカバーです。ギターに触れる部分(主に右腕)を覆うことで、汗や摩擦から楽器を守ります。
主な効果として2つ
①塗装の保護:腕からの汗や皮脂がギターに付着するのを防ぎます。
塗装に使われた材料にもよりますが、その中でもセラック塗装は、演奏中の汗や体温によって白濁(汗と体温で高湿度・高温状態になると、塗装が再び溶け出し、白く濁る)や長時間の接触で塗膜が弱まり、剥がれやすくなると言われています。
②快適性の向上:夏場のベタつきや冬場の冷たさを軽減し、演奏に集中できます。
演奏面において汗を掻くと、音色の変化をつけるのに弾く位置を変えることがありますが、それがとてもしにくいし、気になって仕方がないと感じだして以降、半袖などの場合は必ずと言っていい程身につけて弾きます。
また、最近ではアームカバーに代わって、アームレストという物が登場しているようです。
アームレストは、ギターの側面に取り付けるパーツで、右腕が直接ボディに触れないようにするためのもの。
主な効果は3つ
①塗装の保護:クラシックギターはセラックなど繊細な塗装が多く、汗や摩擦で劣化しやすい。アームレストがそれを防ぎます。
②神経や筋の圧迫を軽減:腕がギターの角に当たることで起こる不快感や痛みを和らげます。
③音響への配慮:腕が表面板に触れると振動を妨げることがありますが、アームレストでそれを回避できます。
基本的に主な使用理由はカバーとそれ程変わりはないと思いますが、②や③はどれ程効果があるのか気になる所です。
大事な楽器を守るために、半袖を着る夏にはカバーやアームを使ってみることをオススメします。